相手に喜んでほしくて用意する手土産ですが、選び方には注意が必要です。
選び方を誤ると、逆に相手の負担になることもあります。
そのため、手土産を選ぶ際には、渡す相手の気持ちや場面を考慮することが重要です。
相手の人数や好み、環境をよく考えて、相手を気遣いながらから選びましょう。
この記事では手土産を渡すタイミング、渡し方のマナー、手土産におすすめの品をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
手土産の相場
手土産の相場は、2000～3000円程度が一般的です。
取引先の会社への手土産は5000円～8000円程度が目安です。
あまり高額なものを渡すと相手に気をつかわせてしまうこともあるので、適切な価格帯の手土産を選びましょう。
喜ばれる手土産のコツ
手土産は百貨店や専門店で購入し、丁寧に包装してもらうことが大切です。
包装は贈り物の第一印象を左右するため、綺麗な包装紙やリボンを使って包んでもらいましょう。
日ごろから周囲の人の趣味や嗜好を探っておくと、手土産を選ぶ際に役立ちます。普段の会話の中で、さりげなく好物を聞いておくと良いですね。
また、相手が苦手な食べ物やアレルギーがないかといったことに配慮することも大切です。
感謝の気持ちを伝えるための手土産ですから、手土産の品質や包装にこだわり、相手の状況をよく考えて、心のこもった手土産を贈りたいものです。
手土産を渡すタイミング
手土産を渡すタイミングは会ってすぐが渡しやすいです。
ただし、相手の家を訪問した場合、玄関先で手土産を渡すのは失礼にあたりますので、部屋に通されてから渡すようにしましょう。
最初に渡しそびれた場合は帰り際に渡すと良いですよ。
手土産の渡し方
手土産を渡す際には、紙袋から出して、品物の向きを相手から見て正面になるようにして渡しましょう。
まず、手提げ袋や風呂敷から取り出した後、一度自分の方に向けて傷や破れなどがないか確認します。
そして、時計回りに90度ずつ2度回して、品物の正面が相手に向くようにしてお渡しするのがマナーです。
手土産に添える言葉
手土産を渡す際には、言葉を添えることも大切です。
例えば、「心ばかりですが」「ほんの気持ちですが」「お口にあうとよろしいのですが」といった言葉を添えると、謙虚な気持ちが伝わります。
「つまらないものですが」という言葉は定番のフレーズですが、避けたほうが良いでしょう。「つまらないものを渡す」のは失礼と感じる人もいるためです。
もし賞味期限が短いものを手土産にする場合は、「賞味期限が○日までですので、お早めに召し上がってください」と伝えることを忘れないようにしましょう。
シーン別おすすめの手土産
仕事関係の人への手土産
仕事関係の人におすすめの手土産は、職場の人数分入っていることが大切です。
あらかじめ職場の人数をリサーチしておきましょう。
後で足りなかったということがないように、人数分より少し多めに入っているものを選ぶと安心です。
おせんべいやクッキーなど、個別包装されたものは分けやすいので喜ばれます。
一方、切り分ける必要のあるものや日持ちのしない生ものは迷惑になることがあります。
また、訪問先の近所での購入は間に合わせ感があるため、避けるべきです。
相手が普段手に入れにくい特産品や珍しいものを選ぶと、喜ばれることでしょう。
季節限定品など、その時期しか手に入らないものは特別感があるので、特におすすめです。
子どものいる家庭への手土産
子どものいる家庭への手土産では、ママも子どもも喜ぶ人気のスイーツがおすすめです。
子どもがアレルギーを持っていないか事前にリサーチしたうえで、手土産を選んでください。
目上の人への手土産
目上の知人や上司、先生への手土産には、素材にこだわった質の良い菓子やコーヒー、お茶、アルコール飲料などがおすすめです。希少な珍味も喜ばれることでしょう。
高品質なものや特別な味わいを楽しめる品を選ぶことで、相手に感謝の気持ちを伝えることができます。
まとめ
手土産はお互いの関係を深めるための大切なコミュニケーションツールですので、よく考えて選びましょう。
手土産は温かい笑顔や感謝の言葉と共に贈ることも大切です。
相手に対する思いやりやおもてなしの気持ちを伝えながら、丁寧に手渡してくださいね。
