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客を招いて昼食をとる午餐会(ランチョンパーティー)

客を招いて昼食をとる午餐会(ランチョンパーティー)

パーティーの中でも、午餐会(ランチョンパーティー)は少し気構えしてしまいがちです。
なぜなら、一般的に耳にするのは、国賓や公賓を招待して宮内庁(宮中)や総理官邸でおこなわれる午餐会だからではないでしょうか。
とはいえ、マナーにのっとった振る舞いをしなければ、良好な会話はできないかもしれません。

マナーや服装を知って、心から楽しめるよう工夫してみてください。

午餐会(ランチョンパーティー)でのマナー

午餐会(ランチョンパーティー)ってどんなパーティー?

午餐会(ランチョンパーティー)ってどんなパーティー?
ランチや晩餐会といった言葉は比較的有名かもしれませんが、午餐会(ごさんかい:ランチョンパーティー)を詳しく知る人は、あまり多くないかもしれません。

これは、格式高い昼食会のことです。
海外では有名ですが、日本ではそこまで多くおこなわれていないため、広く知られていないことでしょう。
ただ、公人が話し合う席としてたびたびメディアで取り上げられることがあります。

代表的なのが、宮内庁における天皇陛下が中心となって開かれる午餐会でしょう。
恒例行事にもなっており、毎年各メディアで取り上げられ、厳かかつ華々しい印象で伝えています。
このとき、各界の著名人や芸能人も招かれるのが印象的です。

一般の人がおこなう午餐会もまた、同様の意味合いとなります。
お客様を招いておこなう格式高い昼食会が午餐会です。

午餐会と銘打つと少し堅苦しく感じるかもしれませんが、本来は会話を楽しむ会なので気兼ねなく臨んで何ら問題はありません。
ある程度のマナーは意識しつつ、それでいて心から楽しむ、それこそが、主催者への何よりの敬意となります。

午餐会で意識すべきマナー

午餐会を考える上で特徴的なのが、あくまで食事会であるということです。

パーティーには、ティーパーティーやカクテルパーティーといった、飲み物だけ楽しむもの、立食形式のものもあります。
一方で午餐会は、着席形式で食事を楽しむものとされています。
振る舞いはもちろん、食事のマナーも重要なポイントとなってくるので、注意しましょう。

ただし、食事のマナーといっても、内容によってさまざまです。
フレンチにイタリアン、和食や中華料理、またビュッフェ形式の場合もあるかもしれません。

さまざまな国のゲストが招待されることも多いため、各国に敬意を払い和洋折衷で提供されることもあるでしょう。
あらかじめ料理の方向性を聞いておき、合わせたマナーを意識することも大切です。

何といっても、午餐会は格式の高い昼食会のため、ちょっとした振る舞いひとつでも注目されてしまいます。
会話を楽しみながらも、以下の3点について意識しておくことを忘れないようにしましょう。

大勢が集まる場であること
格式を重んじられる午餐会であること
そして昼の時間帯であること

同様の理由から、お酒が提供される時にも気をつけてください。
アルコールが入ると饒舌になってしまい、必要ないことをつい口走ってしまうなどあるかもしれません。

文化も違えばとりまく環境も違うゲストが多数集まる会なので、なおさら節度ある嗜み方をわきまえましょう。

午餐会(ランチョンパーティー)に呼ばれたときの服装

服装も大事なマナー

服装も大事なマナー
前述で少しマナーに触れましたが、特に重要なポイントというものがあります。
それは、服装についてです。

パーティーイベントであり、さらに格式も高いとなれば、装い一つとっても細部にまで気を配る必要があります。
国の代表、会社の代表としての意識を持ち恥ずかしくない、そして失礼のない清潔感ある服装で参加しましょう。
とはいえ、午餐会ならコレ、と決まった服装があるわけではありません。

基本的には、一般的なパーティーと同様、招待状に記載されているドレスコードに従う形となります。

品格ある服装をしなければならないと思って、ドレスコードをきちんと確認せずに正礼装などで参加することは、逆に失礼になります。
特にビュッフェパーティーの場合は、午餐会と銘打たれていても、比較的ラフなスタイルを指定されているケースが少なくありません。

恥ずかしい思いをしないように、場の空気を乱さないよう、服装のランク(格式)に限らず、ドレスコードのマナーは正しく守りましょう。

フォーマルスタイルのポイント

ドレスコードが基準とはいえ、やはり午餐会であるからには、格式を重視した服装を求められることが多いです。
そのため、フォーマルスタイルのランクについて簡単にまとめましたので、理解しておきましょう。

正礼装

男性:モーニングコート・フロックコート

女性:アフタヌーンドレス

準礼装

男性:ディレクターズスーツ

女性:セミアフタヌーンドレス

略礼装

男性:ダークスーツ・ブラックスーツ

女性:デードレス(デイドレス)

特に格式高い正礼装について、男性ならモーニングコートやフロックコート、女性はアフタヌーンドレスが一般的です。

次に準礼装について、男性ならディレクターズスーツ、女性はセミアフタヌーンドレスといったチョイスが理想的でしょう。

そして最後に、略礼装についてです。
いわゆる平服のことで、男性ならダークスーツやブラックスーツ、女性はデードレス(デイドレス)が適しているでしょう。
ドレスコードがない場合に選ぶ服としても、重宝できますよ。

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