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マタニティウェディングのときのマナー

マタニティウェディングのときのマナー

かつて、入籍前に懐妊することはタブーに近いことでした。
しかし、21世紀に入った現在では、結婚する4組のうちの1組が、子供ができたことが分かってから結婚しているといいます。

そこまで時代が変化したとはいうものの、それでもまだ忌避されることも少なくありません。
結婚前に妊娠なんて…と、世間体を気にされる方もいます。

また、妊娠は母体に大きな負荷となります。
決して万全とは言えない状態で結婚式を挙げることを危ぶむ方もいらっしゃるでしょう。

このページでは、まだまだ多数派とまではなっていないマタニティウェディングについて、押さえておきたい基本的な知識を紹介しています。
よろしければ参考になさってください。

通常の挙式とマタニティウェディングの違い

マタニティウェディングとは?

子供を授かったことが分かり、妊娠中に結婚式をあげることをマタニティウェディングといいます。

先に書いたように、今や25パーセント前後のカップルが妊娠判明後に結婚をしています。
もはや珍しいことでもなんでもありません。
とはいえ、すっかり世の中のスタンダードになったとまでは言い難いのも事実。

そうしたことから、

『子供を授かった上に結婚までするのだから、二重におめでたいこと、お祝いされて当然だ』

という心持ちは到底褒められたものではありません。
両家の両親へ報告するときなど、周囲への配慮や気遣いが求められます。

クリアするハードルが少々高い、マタニティウェディング

周囲への気遣いも大切ですが、何より大切なのは身ごもった新婦の体調への気遣いでしょう。
おおむねマタニティウェディングの時期は、妊娠3ヶ月に入る前と、5ヶ月から6ヶ月ごろのいわゆる安定期に行われることが多いようです。
つまり、式場を押さえるタイミングがシビアになり、準備期間も限られたものとなります。

ただでさえ、準備や日程の調整、誰を招待するかなど頭を悩ませることも多い結婚式。
時間的・体力的な面で制約があるマタニティウェディングとなると、普通の結婚式に比べて少々ハードルが高くなってしまいます。
両親など周囲の十分なサポートが得られるのが望ましいですし、快くサポートしてもらえるよう理解を得る必要もあるでしょう。

マタニティウェディングの準備段階で気をつけたいこと

理解と協力を得られるような両家への懐妊の報告

子供ができたのが分かった時点で、双方の親にその報告の挨拶をすることになります。
諸手をあげて歓迎、祝福してもらえれば良いですが、必ずそうなるとは限りません。
理解を得られるように、真摯な態度と言葉で説得しましょう。

その際、いきなりふたりがそろって報告するのではなく、事前に自分の親にそれぞれが知らせておくほうが無難です。
もしあなたが報告を受ける側の立場ならば、複雑な思いがあることでしょう。
しかし、そこは未来の孫とふたりの将来のために呑み込んで祝福ができるとよいですね。

また、式に呼ぶ親族に懐妊のことまで知らせるかどうかは、ふたりで決めるのでなく、親の意見を聞いて参考にした方が無難です。

マタニティウェディングの準備

挙式の時期はいつにする?

挙式の時期はいつにする?

まずは挙式の時期を考えます。

母体と胎児の健康を第一に考えれば、流産や早産のリスクの少ない安定期に設定するのが一番無難でしょう。
もちろん、「安定期≠何をしてもよい時期」ではないので注意。

また、ドレスのことを考えてか、まだお腹が目立たない妊娠2~4か月ごろを選ぶ方も少なからずいます。
一般的にまだ流産の可能性も高く、安静にしていることが望ましい時期です。
人によっては悪阻がひどく、日常生活さえままならないこともあります。
新婦の体調を第一に、2人にとってベストな日程を考えましょう。

また、かかっている病院の産科医にも挙式を考えていることを伝え、意見を聞いておきましょう。

会場選びのポイントは?

会場選びにも配慮が必要です。
自宅と式場間、もちろん式場内での移動距離が短くて済み、控え室が広くてゆっくり休めるスペースがある会場が何かと安心です。
においの強くない料理や装飾が選べるようであれば、そうしたもの選ぶことをおすすめします。

ウェディングドレスは何を基準に選ぶ?

ドレスは、胸部や腹部を圧迫しないものを選びましょう。
妊娠中は自身が思っている以上に体に大きな変化が起きています。
妊娠していないときや試着時は大丈夫だったものも、当日の緊張でちょっとした締め付けでも気分が悪くなってしまったり、妊娠週数の進行でお腹が大きくなってしまい、もともと選んでいたドレスが着られない、体調を崩してしまうなどの可能性があります。

マタニティウェディング専用のプランも

挙式・披露宴全体としてプログラムを詰め込まず、演出面でも花嫁が歩き回る必要がない内容にするなどの配慮が必要です。

最近ではマタニティウェディングの開催ケースが増え、こうした諸事情を汲んで結婚式・披露宴をプロデュースしてくれる式場もあります。
少しでも不安な要素があれば、最初からそうした式場を利用するのが良いかもしれません。

準備段階でマタニティウェディングは厳しいと感じたら?

体調をはじめ、もろもろの事情でマタニティウェディングが難しいと思われるようなら、いさぎよく諦める勇気も必要です。
挙式と披露宴は、もちろん出産後でも行うことができます。
最近では子どもと挙げる結婚式のプランを用意している式場もあるので、焦らず体調を見極めましょう。

そのほかにも、ドレスを着て撮影するフォトウェディングも選択肢の一つです。
まずは母体と胎児の健康を第一に考えて判断してください。

マタニティウェディングの挙式当日に気をつけたいこと

飲み過ぎず、食べ過ぎず、無理をせず

披露宴の日までの一週間以内に病院で診察を受けておくべきだと言われています。

当日の会場では、可能な限り、リラックスして過ごすようにしましょう。
飲食は、少量づつ摂取するようにするのが良いといわれています。

披露宴で懐妊の報告をするかどうか

明らかに見た目で分かるようにお腹が大きくなってない限り、特に参列者の方々に報告する必要はありません。
どちらかの家が世間体をおもんばかる場合などは、むしろなるべく言わない方が良いでしょう。
しかし、懐妊が明らかな場合は、そうした報告は必要です。
その際には、新郎から報告するのが良いとされています。