結婚式では、新郎と共に二人の永遠の愛を誓います。
その一連の儀式として今では欠かせないものに、誓いのキスがあります。
新郎新婦の愛情が伝わってくるイベントですが、そもそもなぜ結婚式でキスをする必要があるのでしょうか。
ここでは、その意味やどこにキスすべきかについて詳しく見ていきます。
誓いのキスをする理由
誓いのキスにはきちんとした意味がある
キリスト教式の結婚式ではもはや定番となった感のある誓いのキスですが、そもそもなぜ行うのでしょうか。
2人の結婚を神様に祝福され、この喜びを示すためという説もあるようです。
しかし、誓いの言葉を封印するため、という考え方が一般的。
通常誓いのキスの前に、宣誓をします。
「病めるときも健やかなるときも~」から始まる、永遠の愛を誓うことを尋ねる神父様の言葉に、
「はい、誓います」と答えるやり取りはあまりに有名ですね。
この、永遠の愛に対する誓いの言葉を、自らの中に封印するためにキスをする、とキリスト教では考えられています。
このように考えると、キスをする場合には唇同士のほうがいいでしょう。
場所によって意味が違う誓いのキス
誓いのキスは唇以外にも、いろいろな場所に行われているんです。
どの場所にキスをするかによって、その意味合いも違ってきます。
唇:愛情、頬:好意、額:友情、手:尊敬、瞼:憧憬、掌:懇願、腕や首:欲望、欲求
それぞれの意味の違いを見ていくと、唇以外であれば頬や手の甲などが結婚式にはうってつけかもしれません。
反対に、腕や首にキスをするのは、神聖な結婚式という場にあまりふさわしくない、というのが正直なところです。
誓いのキスはマストじゃない
誓いのキスを「できればやりたくない」という方がいてもおかしくありません。
しかし本音ではやりたくないのに「やらなくちゃいけない」と思って行おうと思っていませんか。
やりたくなければ、やらなくていいのです。
そもそも結婚式は新郎新婦のために行うもの。
やりたくないことを無理やり進行に組み込んでしまうと、誰のためにセレモニーをしているかわからなくなります。
ちなみにキリスト教式の場合でも、誓いのキスは絶対に行わないといけないというわけではないようです。
多くの教会・結婚式場で、本人たちの希望に任せているそうです。
また、唇ではなく頬にキスをしても問題はありません。
どうしても誓いのキスを避けたい場合は、チャペルで人前式を執り行える式場を選ぶのも一つの手段です。
キスはどうしても恥ずかしいのでその代わりに握手をしたカップルもいたとか。
どのように行うかは、当事者同士で十分話し合って決めればいいでしょう。
誓いのキスを成功させる!事前に確認したいポイント
結婚式の前には、衣装を身に着けてリハーサルを行う場合があります。
何事も、リハーサルでの念入りな確認が成功の鍵です。
誓いのキスを成功させるために、以下のポイントをリハーサル時に確認・調整しておきましょう。
リハーサルがないことがわかっている場合も、以下のポイントを押さえておくことで誓いのキスを成功させられる可能性がぐっと高まります。
2人で事前に確認しておきましょう。
ベールアップのやり方を押さえる
誓いのキスをするにあたって、経験者の中で「ベールアップが意外と難しかった」という体験談がしばしばみられます。
ここで手間取っていると、キスも台無しになりかねません。
ベールアップする際には、新郎は一歩新婦に近づきます。
そしてベールの内側に親指が来るように軽くつまみます。
ベールの中に風を入れるようなイメージで、一気に上まで引き上げましょう。
ここで手間取っていると、ベールが折れ曲がったり、しわになってしまい見た目が不格好になってしまいます。
ベールを上げ終わったら、円を描くようなイメージで新婦の後頭部側に下ろしていけばスマートなベールアップができるでしょう。
新婦は、あらかじめ花婿の胸の高さくらいまで腰を落とすと、相手も上げやすくなりますよ。
顔を傾ける向き
誓いのキスをする際に、お互いの顔の傾け方が合わずに何度も見合ってしまう場合もあるようです。
こうした事態を避けるために、お互いどちら側に顔を傾けるか決めておきましょう。
誓いのキスをするときの立ち位置
キスをする際、そのままの立ち位置だと若干距離が遠いかもしれません。
立ち位置が遠いままキスをしようとすると、おしりが突き出てしまったり、いわゆるタコのような口になってしまったりして、後で記録を観たときに恥ずかしい…なんてことも。
キスをする直前には新郎が新婦側に一歩進んで、キスをするようにしましょう。
ドレスの裾の位置や、どのあたりまで近づけばいいかなどをリハーサルのうちに確認できるといいですね。
新婦は、キスをされているときにはお腹のあたりに手を持ってくると、しっくり収まるでしょう。
新婦は動かない
誓いのキスをカッコよく見せるためには、新婦は下手に動かないように心がけることが大事です。
新郎にとっても人生でまたとないの晴れ舞台、緊張をしています。
この時に新婦が動いてしまうと、急かされているように感じてしまいます。
彼のリードにすべて任せる、くらいの気持ちで待っていましょう。
誓いのキスの瞬間は、絶好の写真撮影のタイミング。
恥ずかしいかもしれませんが、3~5秒程度はその態勢をキープするのが理想的です。
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