同窓会やカジュアルウェディングとして結婚式の披露宴、会社のパーティーなど近年立食スタイルのパーティーも増えています。
立食パーティーはカジュアルで比較的気軽に参加しやすい点や、自由に会場内を移動できるためさまざまな人と交流できる点などがメリットです。
しかし初めて参加する際には服装をどうすればよいか、パーティー中どう振る舞えばよいのかなどで迷う人もいるでしょう。
そこでここでは立食パーティーのマナーについて紹介していきます。
動きやすい服装が立食パーティー向き
ドレスコードをまずはチェック
立食パーティーはホテルやレストランなどで開催されることも少なくありません。
この場合、会場でドレスコードが決まっていることもあります。
また、招待状にドレスコードについての記載がある場合が多いので、出席する前に忘れずチェックしておきましょう。
ただし、ドレスコードについての記載がない場合もあるかもしれません。
そんな時には主催者、または会場に問い合わせると安心です。
動きやすい服装をベースに
立食パーティーの特徴は、ビュッフェのように料理や飲み物を自分でとりに行くなど会場内を動き回れることです。
そのため動きやすい服装をするとよいでしょう。
また、料理をお皿に取る際も、袖口が料理についてしまわないかチェックしましょう。
女性の場合、ドレスやワンピースを着用して出席する場合もあるでしょう。
この時あまりスカートの裾が広がっているものを着用すると、移動しているときにほかの出席者にあたってしまうこともあるかもしれません。
また、ロングドレスなら裾を踏んでしまったり、事故になりかねません。
そのようなことがないように、ある程度スマートなデザイン、動きの取りやすいドレスを着用しましょう。
もう一つ注意したいのが、アクセサリーです。
大ぶりのブレスレットや指輪、イヤリングなどは行き交う時にほかの人を傷つけてしまったり、服に引っかけてしまい破損したり、落としてしまうなどの可能性があるため、少し控えめにしたほうがいいでしょう。
もちろん身に着けるのは問題ないですが、あまり着けすぎてしまうと場の雰囲気からも浮いてしまいかねません。
そして、靴に関しても動き回るのに適した、なるべく履きなれたものを選びましょう。
男性の場合は革靴で構いませんが、汚れや傷がないかチェックしてください。
女性はヒールのある靴を履くと思いますが、1時間以上立ちっぱなしの可能性もあります。
高いヒールのものだと足が痛くなったりするので、5~9センチほどの適度な高さのヒールのものを選んで、極力足への負担を減らしてください。
その場は良くても、帰り道まともに歩けなくなってしまうかもしれません。
アパレル業界のパーティーならそのブランドのアイテムを身に着ける
立食パーティーの中には、アパレル業界のレセプションパーティーというケースも少なくありません。
この場合には1点でも構わないので、その主催ブランドのアイテムを身に着けるのをおすすめします。
そうすることで主催者側の印象もアップし、新作発表やパーティーにお呼ばれする回数も増えるのではないでしょうか。
ご自身が好きなブランドなら尚更そうしてくださいね。
ただし、全身そのブランドで着飾るのはやり過ぎなので、せいぜい2~3点くらいにとどめておきましょう。
知っておきたい立食パーティーでの立ち振る舞い
15分くらい前に到着するのが理想
立食パーティーに出席する際には、スマートな立ち振る舞いを意識しましょう。
まず到着する時間ですが、開始予定時刻の15分程度前が理想です。
パーティーにもよりますが、遅刻するのは失礼ですし、だからと言って早すぎてしまうとパーティーの準備中に到着してしまい、会場の人に気を遣わせてしまうかもしれません。
開始予定時刻の少し前であれば、クロークなどに自分の荷物を預け、トイレなどで身だしなみを整えてスムーズにパーティーに臨めます。
また、主催者側の人とパーティー前に招待頂いことに対して感謝の意を伝えれば、心証も良いでしょう。
料理の取り方はどのように?
立食パーティーではいわゆるビュッフェスタイルが中心で、自分で欲しい料理やドリンクを自由に取っていきます。
基本的に、前菜・魚料理・肉料理・デザートの順番に並んでいるのが一般的です。
並んでいる順番通りに料理を取っていきましょう。
また料理をとる人は列を作っています。
ほしい料理が先の方にあるからと言って、並んでいる人の間に割り込むような行動はNGです。
またどのように料理をお皿の上に盛っているか、周りの人は見ているものです。
自分で食べるだけだから盛り付けは気にしないという人もいるかもしれませんが、お皿から料理がはみ出している、ソースなどが混ざってしまっているなどはもってのほかです。
彩りもバランスよく盛り付けられているかなども意識するととてもスマートです。
また、温かい料理と冷たい料理を同じお皿に盛りつけるのもやめましょう。
料理を取る際に、一度にあまりたくさん取るのはおすすめできません。
別に男性なら気にしなくていい、という問題ではなく、普段の行いや性格などがガツガツしているのかもしれない、といった印象を見る人に与えてしまうからです。
第一印象というのは重要です。
特に忙しい人や社交場に慣れている人は第一印象で、交流を深める深めないのジャッジをするという人も多数いることでしょう。
チャンスは多い方がいいので、ぜひそういう気遣いも大人として持ち合わせておきましょう。
グラスに関するマナーも把握すること
立食パーティーでは、グラスを左手に持ち、右手は握手など挨拶のためにあけておくのが基本となります。
冷たい飲み物の場合、ある程度時間が経過するとグラスに水滴が浮かんできます。
そのままにしておくと、テーブルや洋服に水滴がついてしまうかもしれません。
冷たい飲み物が出た場合には、紙ナプキンやコースターをとってきてグラスの下に敷いておきましょう。
ナプキンを敷く際には三角または四角に折ったり、目印をつけるなどして席を離れたときでも自分のグラスとわかるようにしておきましょう。
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