友人や身内の方にお祝い事があった場合に、何かお祝いの気持ちを込めてギフトを贈るという方が多いのではないでしょうか。
しかし、どのようなプレゼントを渡せばいいかで迷う人もいるかもしれません。
そのような場合におすすめなのが、お花です。
何かお祝い事があった時に、その内容に関係なくお花を渡すのは昔から行われていました。
さて、どうしてお祝い事に花を渡すようになったのか?ここで詳しくみていきましょう。
お祝いごとに花を贈る意味
場の雰囲気を華やかにする
お祝い事があった時にお花を贈ることでその場の雰囲気が華やかになります。
また、具体的に何を贈ればいいのか迷ったときにはお花を贈ると間違いありません。
ご自宅やオフィスなど場所関係なく飾ることができて、来客の目を惹きます。
癒しの効果もあるので喜ばれるでしょう。
またお花をもらって不愉快になるという人はあまり聞いたことがありません。
プレゼントに思い悩んだ場合には、この定番アイテムを贈ることをおすすめします。
誕生日プレゼントで活用される理由
家族や友人、恋人の誕生日プレゼントにお花を贈るというのも定番ではないでしょうか。
なぜかというと、誕生月ごとに誕生花があるからです。
誕生花とは、昔の人は綺麗な植物などには神様が宿ると信じていたため、誕生日プレゼントにその人に由来するお花を贈ると、神様からのメッセージを受け取れると言われています。
さらに愛や富、幸福などをもたらしてくれるので喜んでもらえる可能性が高いのです。
ちなみに月別のフラワーを見てみると、
1月シンピジウムとスイセン
2月マーガレットとフリージア
3月スイートピーにアネモネ、チューリップ
4月フジとミヤコワスレ、カスミソウ
5月スズランとカーネーション
6月アジサイにグラジオラス、バラ
7月トルコキキョウにユリ
8月アサガオとアンスリウム、ひまわり
9月クジャクソウにダリア、リンドウ
10月ガーベラとコスモス
11月キクとブバリア
12月ストレリチアにカトレア、シクラメン
といったラインナップです。
花言葉を活用しよう
お花にはそれぞれに特有のメッセージがあります。
先ほど紹介した花言葉をうまく使うことで、贈り物に皆さんの気持ちやメッセージを伝えることが可能です。
ここで注意したいのは、国や地域、宗教などの違いによって異なった意味で捉えてしまう可能性がある点です。
こちらがお花に込めた思いとは全く違う意味で受け取られてしまうことも十分考えられるので、どのような意味があるのかをきちんと理解したうえで、贈り物として相応しいかどうかを判断しましょう。
特にお花の種類ではなく、お花の色に気を付けましょう。
たとえば、カーネーションひとつとっても、白やピンクは”純粋な愛”や”感謝”などですが、黄色になると”軽蔑”や”失望”といった意味を持つため、もし不安であれば、フラワーショップの店員さんに聞いてみましょう。
どのような用途で渡したいのか伝えれば、店員さんが適切なお花をチョイスしてくれますよ。
開店・開業祝いに贈ると喜ばれる花とは
開店・開業祝いには胡蝶蘭がおすすめ
例えば、友人や知人、親戚で新しくお店や会社を起業することになったお祝いとして何かお花をプレゼントしたいと思いませんか?
この場合、いくつか選択肢があるでしょうが一番ベストなのは胡蝶蘭です。
開店・開業祝いといえば、胡蝶蘭とされるほど高い人気があるからです。
ではなぜおすすめなのでしょうか?
それは胡蝶蘭が縁起の良い花だからです。
胡蝶蘭の花言葉には「幸せが舞い込んでくる」というメッセージがあります。
まさにお客さんがたくさんやってきて、お店が繁盛するイメージにぴったりの花言葉です。
そして胡蝶蘭は高級で上品というイメージも持たれています。
お花のもちが良く、花粉も飛ばさない、お店の中にあると明るく華やかにしてくれるところも魅力です。
飲食店の場合、お花の贈り物はあまり喜ばれないことがあります。
これは香りや花粉などでせっかくの料理の味をジャマしてしまう恐れがあるためです。
しかし胡蝶蘭の場合、香りがほとんどありませんので、抵抗なく店内に飾ることができます。
胡蝶蘭を贈る場合のマナー
もし開店・開業祝いで胡蝶蘭を贈るのであれば、当日ではなく前日までに届くよう手配をしてください。
オープン当日だと準備で慌ただしくしていることでしょう。
前日までに届けば、余裕をもって店内にセッティングもできますし、オープン当日に顔出しをした際に、お祝いについて先方も直接話をすることができるので安心です。
肝心な相場ですが、これは相手との付き合いの深さ、関係性などで決めればいいでしょう。
ちなみに回転・開業祝いのお花の相場は大体1万円~3万円程度といわれています。
身内や親友のような親しい関係であれば、あまり高額のものにするとかえって他人行儀に感じるかもしれません。
高価なものより、直接お店やオフィスに顔を出してお祝いを伝えた方が喜ばれますよ。
鉢植えの胡蝶蘭を贈ろう
もし胡蝶蘭を開店・開業祝いで贈ろうと思っているのであれば、鉢植えのものにしましょう。
なぜ鉢植えかというと、胡蝶蘭が根付いているため、そこから転じて「幸福が根付く」という意味となり、お店や事業を長く続けるのに縁起が良いからです。
また、お花の場合渡してすぐに枯れてしまったり、しおれてしまう種類もあります。
胡蝶蘭の場合、2~3か月以上はきれいな状態をキープできるので、開店・開業祝いに選ばれる理由の一つです。
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